車イスでヨーロッパツアー。バス パリ編

  • 2019.12.01 Sunday
  • 15:59

 

 

一緒に行ったKURIとJUNさんは 

書のばーごんさんとのコラボ以外に

せっかくのヨーロッパ ということで、

 

他に 自分たちだけの活動も 目一杯

予定を入れていたので

 

行きは みんなと一緒に出かけて

 

帰りは私たちふたりだけ ということが

パリで何度かありました。

 

帰る場所も 

彼らは無料で泊まれる友人の所だったので

私たちが借りたアパートとは方向が 

全然違ったりしたので。

 

ヨーロッパの寒さの中で ふたりだけで路頭に迷うわけにいかない 

という必死さで

私は出発前にパリの地図とにらめっこしていたので

 

位置関係は頭の中で ばーごんさんよりは 

かなりイメージはできてはいました。

 

ところで

パリのバスは本当に素晴らしく

すべてのバスにスロープがついています。

しかも自動でスロープが出てきます。

 

パリ市内は路線も充実しているし スペースも余裕があるし

 

地下鉄は入り口が 階段中心なので無理 というか

最初から諦めていたのですが 

 

とても便利なバスがあるので 車いすでの移動に

一切問題はありませんでした。というか

私たちの場合 パリなら むしろバスがいい。

(確かに行きたい場所にバス停があれば;ってことにはなりますが)

 

 

とにかくでかいバス。電車の1両くらいある感覚。

 

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広々とした車いすスペース。

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日本のバスは

まず狭いし スロープがついているバスもまだまだ限られていたり

運転手さんが降りてきて引っ張るスロープだったり

それが錆びていて出てこなかったこともあったり;

 

手を煩わせるし こちらとしても恐縮の極み;;;

 

だから よけいに パリの大きな乗りやすいバスに感激しました。

車いすの人が乗ることを前提にしているのがわかる。ありがたい。

 

 

その日は

パリ10区の小さなレストランバーでの

夜のパフォーマンスを企画してもらい

急遽参加することにして

 

出発はみんなと一緒でしたが

 

夜10時頃、

帰りはふたりきりでした。

わかっていたことなので 用心していたつもりでした。

 

楽しく出番のパフォーマンスを終えて

ちょっと疲れた体で ふたりだけで帰る

初めて歩くパリ10区の夜道。

 

実は2週間前に近くでテロがあった道。

 

来た道を帰るだけ とはいえ

見知らぬ街の

暗い 寒い夜の道、

 

しばらく歩いて

乗るべきバスの番号を見てホッとして 『来た!』と

一番近いバス停から すぐに乗ってしまったんですねー。

 

でもしばらく乗っていて なんか変だなぁと気付いた。

なんかこれは 行きたい方向に進んでいないなー;

なんと 

同じ番号だけど 逆向きのバスに乗ってしまったんです。

(ちゃんと気付いた私もえらいけど。笑 ばーごんさんは何もわかってない;)

 

アパートからどんどん遠のいている!

 

やっちまった〜;!!

まず 降りなきゃ!  

運転中の運転手さんに必死に訴える。

 

でも 伝わらない; ポン=ヌフに行きたい! 発音難しくて

地名すら当然通じない;

 

向こうも運転しながら困ってるし; 私も必死;

ばーごんさんはバスの中では車いすを固定させているから動けない。

 

焦っている私を見て なんか伝わったのか

機転のきく運転手さんで ありがたかった!

 

ここで降りて 向かいのカフェ前のバス停から乗れ というのが

なんとなく伝わった。

よきところで 降ろしてくれた! すごい;よくわかったな。

 

寒い・・・暗い 真冬の夜10時すぎのパリの見知らぬ街。

 

ばーごんさんは とにかく寒さに弱い。

そして 何もわからんふたりで取り残された・・・不安・・・;

完全に迷子;

ここはどこだ?;

 

この年のパリは 奇跡的な暖かさではあったけれど

この日はとんでもなく寒かった。

 

ばーごんさんは固まってしゃべる力もなく うなだれている。

 

でも最新のパリのバス停は

あと2分で何番のバスが来るとか 電光表示される。

ありがたい。

すぐ来るから!大丈夫!

 

自動で出てくる 素晴らしいスロープは

段差を計算して 

バスの車体と歩道に うまく橋がかかるように作ってある。

 

バス停のまわりには 駐車車両がいっぱい!

パリの道も複雑でけっこう狭い。 

その割にどでかいバス。 ここをこんなスレスレでよく通れるなーという道も

けっこうある。

 

そしてみんな その狭い道に 構わず無断駐車している。

車のマナーはそんなによくない。

 

せっかく2分で来たのに かなり長〜い車体のバスが

駐車車両のせいでスペースが足りなくて 

 

私たちが待ち構えているバス停にピタっと寄せられない!

 

素晴らしい自動のあのスロープは

地べたの車道にはスロープが出せないらしい。

 

『ごめん 次のに乗って』と 運転手が手を振って行ってしまった。

 

うそ〜〜;;

ばーごんさん凍えてるのに。

 

そして

パリジャンたちは隙間があれば

バス停だろうが どんどん平気で車を停めていく。

 

次に来たバスも ムリだ;と 行ってしまった。

 

こりゃあかん!

 

私は大きなバスが 歩道にちゃんと寄せられるように 

スペースを確保できるよう

 

体を張って 『ここに停めるな!』と

車道に出て 走りまわって 手を振り回して

ジェスチャーで訴え続けた。

 

たぶん変な日本人がなんか叫んでるな と思われたやろうな;

 

私が必死で空けたスペースに

何台めかのバスが ようやくバス停に寄せようとした瞬間に

また車がスルッと停めようとして入ってきた! あ〜;

と思ったら 

バスの運ちゃんが『ブブー!!』とクラクションを鳴らして その車をどかしてくれた♪

神様〜!

 

ばーごんさんは 寒さとお腹すいたので一言も出ない。凍える寸前。

危なかった;

 

こうして やっとのこと 

乗りたかったバスにちゃんと乗ることができて

 

無事 アパートに帰ることができたのですが。

 

 

ここのところ 旅の出来事を思い出しては

 

 

このバス事件のときも

言葉はひとつも通じてないんだよね;

 

 

何度も思うけど

 

無謀な私たち 

本当によく無事に帰ってこられたよなぁ;笑

 

 

 

その時も 全身で『メルシー』は言ったけれど

できれば 助けてくれた ふたりの運転手さんに

今もう一度お礼を言いたい。

パリにもナイトスクープ行ってくれないかな 笑

顔も覚えてないけど。;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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